山のふもとの畑の話
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
今日は私がお借りしている貸農園のお話を。
私は、昨年の10月から山梨県大月市にある「大月エコの里」で畑を借り、野菜やハーブを育てています。
東京に住んでいるため、畑に通うのは月に2~3回ほど。
自宅からは車で1時間ちょっとと、遠すぎも近すぎもせず、ちょうどよい距離感です。
大月エコの里は山梨県大月市富浜町鳥沢にあり、鳥沢という地名にピッタリなほど鳥のさえずりが絶え間なく聞こえる場所です。そうそう、初めて見学で訪れた時、歩いているキジを見つけました!野生のキジを見たのは初めてでとても驚きました。
山梨百名山「扇山」のふもとにあるこの場所で、農薬は使わず、肥料はやらず、土は耕さず、生えてきた草を刈って野菜やハーブの畝や株元に敷き米ぬかを補うという方法で育てています。このような農法を自然農法といい、そこに暮らす虫や微生物、植物や動物が土を作り、耕し、時に助け合いながら畑の生態系を築いていきます。
私の行う野良仕事は、彼らが心地よく暮らしていけるようにお手伝いをすることです。
昨年の秋に借りて本格的にスタートしたのは今年の春ですから、分からない事ばかりで失敗も多々あります。
春に、ジャガイモの畝の立て方とネギの植え方を間違えてしまったのですが、畑の様子を見てくれた地元の方(←私の畑の師匠)が手伝ってくださって無事に植え直すことが出来ました。
お陰さまで4ヶ月後、無事収穫!
4月末にはまさかの霜、5月のゴールデンウィークには大きな雹、梅雨は毎日雨ばかりで日照不足、梅雨が明ければ猛暑の日々。こんなに過酷な環境でも生きることにまっすぐな命の姿に、ただただ感動するばかりです。
1年目の夏、畑に行くたびに籠いっぱいの収穫!
地元の方々も、採りたての夏野菜を分けてくださいました。
暑い暑いと言っても、真夏とは違う秋の空気です。畑はそろそろ秋冬に向けての準備がはじまります。
季節を肌で感じ、鳥のさえずりに耳を傾け、穏やかな心で過ごせるこの場所は、私にとって特別な「とっておきの」場所です。